事務局:095-820-6562 長崎市経済局水産農林部水産農林政策課
ガイドブック
ダウンロード

くじらは長崎にあり

長崎に根付く鯨の文化

長崎と鯨の関係は縄文時代に始まっています。
江戸時代の長崎県下は、当時の古式捕鯨の中心地であり、壱岐、対馬、五島、平戸の各地に漁場が点在し、多くの鯨組(捕鯨を行う組織)が操業していました。
昔から美味しい鯨が食されていた長崎ですが、食文化だけでなく祭りや工芸品など、鯨との深い関係あるものが長崎市内には数多く見られます。

食文化

江戸時代、長崎近海で獲られた鯨は大村湾にある東彼杵に集まり、九州各地へと流通していきました。
出島貿易で栄え、裕福な人が暮らしていた長崎市には、鯨の中でも高級で美味しい部位が届けられていたと言われ、このことが長崎の鯨食文化の発展に繋がりました。
現在も正月や結婚式などお祝いの席で鯨が食べられ、県民一人あたりの鯨肉消費量は日本一と言われています。

祭り


≪鯨の潮吹き≫

国の重要無形民俗文化財にも指定されている長崎市諏訪神社の祭礼「長崎くんち」では、万屋町による「鯨の潮吹き」が奉納されています。
長崎市万屋町の旅館「呼子屋」に泊まっていた小川島の鯨組主中尾甚六の勧めで、安永7(1778)年に諏訪神社に奉納したのが始まりとされます。

≪くじら舟≫

市内各地で開催される郷くんちのうち、「小ヶ倉くんち」では小ヶ倉町二丁目自治会から「くじら舟」が奉納されます。
射止めた鯨を料理人が解体し、大旦那が率いる鯨商会がユーモラスな競り人の口上に乗せてたたき売りをするという筋書きで演じられます。

工芸品


鯨はハクジラとヒゲクジラの2種類に大別されますが、長崎市には、ハクジラであるマッコウクジラの歯を削って作られる「くじら工芸」があります。
堅くなめらかな材質で、やさしく落ち着いた風合を持つ装飾品や置物などの工芸品は全て手作業で作られています。
これらの工芸品は全国的にも珍しく、守っていきたい長崎の文化の一つです。

長崎の鯨を味わう

最近では、特に若い世代は鯨を食べる機会が少なくなっており、鯨食文化が薄れつつあります。
そのような中、鯨食文化が大切に守られてきた「鯨のまち長崎」には、今も鯨専門店や鯨料理を食べられる飲食店がたくさんあります。
鯨の赤肉は、高たんぱく・低脂肪・低カロリー!
さらに、疲労回復効果がある「バレニン」を大量に含むなど、栄養たっぷりの食材です。
ご家庭で、飲食店で、ぜひ長崎の美味しい鯨を味わってみてください。



鯨料理のレシピや販売店を紹介するガイドブックはこちら

ページトップへ戻る